洞爺丸台風
台風
発生日時 1954年9月21日から28日
北海道を中心に多数の犠牲者を出した台風
最大瞬間風速 室蘭市 55.0m/s
最大風速 寿都町 46.8m/s
概要
この台風は九州地方・中国地方を上陸通過し、日本海へ抜けた後に更に発達しながら北上。 函館港沖では洞爺丸事故を、岩内町では3,300戸を焼失させる岩内大火を引き起こすなど、北海道を中心に多数の犠牲者を出した台風である。
豪雨による水害をほぼ起こさなかった反面、強風による被害を大量にもたらした、いわゆる「風台風」であった。
被害状況
死者 | 1,361名 |
行方不明者 | 400名 |
負傷者 | 1,601名 |
住宅全壊・・・8,396棟
半壊・・・21,771棟
床上浸水・・・17,569棟
床下浸水・・・85,964棟
耕地被害・・・82,963ha
船舶被害・・・5,581隻
・北海道を中心とする北日本では猛烈な暴風による被害が大きかった。
・岩内町では火鉢の飛び火が原因による大火(岩内大火)で、3000戸あまりが焼失。
・森林が受けた風害はすさまじく、支笏湖周辺などでは全山の大木が根こそぎ倒された。
・青函連絡船洞爺丸の遭難では1,139名の犠牲者が出た。これは、世界海難史上3番目の犠牲者数であった(このことが、のちの青函トンネル建設のきっかけとなった)。
外部リンク
- 日本で起きた災害
- BCP(事業継続計画)