御嶽山噴火
発生日時 2015年9月27日11時52分
岐阜県と長野県の県境に位置する御嶽山噴火
噴火様式 水蒸気爆発
噴煙高度 火口から最大7,000mと推定
推定噴出量 50万程度
概要
日本の災害一覧山頂の南西、地獄谷付近の地下にあった熱水溜りが何らかの原因で加熱したことにより急膨張の結果、突沸し噴出に至った。
中部地方整備局が設置している滝越カメラにより南側斜面を噴煙が流れ下り、3kmを超えるのを観測しました。9月27日には噴火警戒レベルを1から3に引き上げ、降灰予報を発表しました。
今回の噴火は水蒸気爆発と分析されている。日本国内において噴火災害で死者を出したのは、1991年6月3日の雲仙・普賢岳の大火砕流以来となり、死者数も雲仙・普賢岳の43人を超え、戦後最悪の58人となった。
2014年10月1日から自衛隊、消防、警察合わせて1,000人規模の体制で捜索活動を実施しました。2日にはヘリコプターによる捜索救助及び情報収集を実施しました。15日には山頂で約1cmの初冠雪が確認され、16日二次災害の危険が強まったとして捜索を打ち切理ました。
翌年2015年6月7日に御嶽山の山開き式が開催されました。
7月31日、一ノ池付近で1人の遺体を収容し、死者58名となり全員の身元が判明しました。
8月6日、行方不明者5名を残したまま、全ての捜索活動を終了すると発表しました。
被害状況
日本の災害一覧(2015年11月6日現在)
死者 | 58名 |
行方不明者 | 5名 |
負傷者 | 69名 |
土砂災害・・・長野県大滝村2件。
索道関係・・・御岳ロープウェイは運転休止。
交通機関・・・長野県内県道2路線が通行止め。
・・・羽田空港を発着する便で最大1時間程度の遅れが発生。成田空港から出発予定の4便が欠航。
被害にあわれた方のお言葉
・「もう生きて帰れないと思った」
・「息苦しいほど火山灰が降った」
・「すぐに火山灰が降り始め、周囲は一時、ほぼ真っ暗になった。すごく怖かった」
・「帰りを待ってくれている夫のためにも絶対に生きて帰る」
・「御嶽山にはよく登っていますが、きょうの御嶽山もふだんと変わらない様子で、突然の噴火でした」
外部リンク
- 日本で起きた災害
- BCP(事業継続計画)