室戸台風
台風
発生日時 1934年9月15日から23日
京阪神地方を中心として甚大な被害をもたらした台風
最大風速 60m/s以上
最低気圧 911.6hpa
概要
9月21日午前5時頃に高知県室戸岬西方に上陸し、淡路島付近を通過した。午前8時頃に阪神間に再上陸、京都付近を経て若狭湾に出た。台風進路右側では強風のため建造物の倒壊被害が大きく、とくに木造校舎の倒壊により児童・教員など学校関係者に多くの犠牲者が出た。また、大阪湾岸では高潮により大きな被害が出た。
被害状況
死者 | 2,702名 |
行方不明者 | 334名 |
負傷者 | 14,994名 |
住宅全半壊及び一部破壊・・・92,740棟
床上・床下浸水・・・401,157棟
船舶の沈没、破損等・・・27,594棟
・京阪神では、4メートルを超える高潮が発生し、30分の間に200cmを超える海水の流入した。あまりの急な水位の上昇に避難が間に合わず、大阪湾一帯で溺死した者は1,900名以上と推定されている。
・大阪市内の小学校のうち、構造的に劣る古い木造校舎すべてが全壊、半壊、大破した。最大風速に達したのは、登校時刻の午前8時前後であったため、児童や職員に多数の犠牲者を出した。
・京都府にある中学では、倒壊した校舎内で薬品が自然発火し、生き埋めになっていた生徒が焼死した。
外部リンク
- 日本で起きた災害
- BCP(事業継続計画)