令和6年能登半島地震
発生日時 2025年1月1日16時10分
震源 石川県能登半島
最大震度 7 マグニチュード M7.6 深さ 16Km
石川県 金沢市弥生、輪島市舳倉島、加賀市直下町・山中温泉本町、かほく市高松、白山市美川浜町・鶴来本町、津幡町加賀爪、内灘町大学
福井県 福井市豊島、坂井市三国町中央・丸岡町西里丸岡・坂井町下新庄・春江町随応寺
長野県 長野市豊野町豊野、信濃町柏原東裏、栄村北信
岐阜県 高山市上宝町本郷、飛騨市河合町元田
長周期地震動
長周期地震動とは・・・地震で発生する約2 – 20秒の長い周期で揺れる地震動のことである。
階級4→立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされる。
石川県 七尾市本府中町、輪島市鳳至町、珠洲市三崎町、志賀町富来領家町、能登町宇出津
富山県 魚津市釈迦堂、朝日町道下、高岡市伏木、小矢部市泉町
長野県 諏訪市湖岸通り
概要
能登地方では、2018年ごろから地震が断続的に続いており、その中で、2024年1月1日16時06分に、石川県能登地方を震央とするMj5.5の地震が発生し、最大震度5強が観測された。その4分後、同日16時10分にMj7.6の地震が発生し、能登地方で最大震度7が観測された。
この地震の発震機構は、北西 – 南東方向に圧力軸を持つ逆断層型であった。また発震機構と地震活動の分布及びGNSS観測の解析から、震源断層は北東 – 南西に延びる150 km程度の、主として南東傾斜の逆断層であると考えられている。
地震発生を受け、気象庁は石川県能登に大津波警報を、日本海各地の沿岸にも津波警報・注意報を発表した。石川県輪島市の輪島港では最大1.2 m以上の津波が観測された。
大津波警報
石川県能登輪島港
津波警報
山形県、新潟県上中下越、佐渡、富山県、石川県加賀、福井県、兵庫県北部
被害状況
(2024年10月1日時点)
死者 | 401名 |
行方不明者 | 3名 |
重傷者 | 359名 |
軽傷者 | 977名 |
住宅全壊・・・6,421棟
半壊・・・22,823棟
一部破損・・・103,768棟
床上浸水・・・6棟
床下浸水・・・19棟
・輪島市では、河井町の輪島朝市付近で火災が発生し、近隣の約200棟に燃え広がった。この火災により、永井豪記念館と輪島ドラマ記念館が焼失した。
・のと里山海道では、複数の箇所で道路の陥没や土砂崩れなどが発生し、陥没によって道路を通行していた自動車の孤立も発生した。
・新潟空港は1月1日中の全ての便が欠航した。
・石川県、富山県両県で3万6千戸の停電が発生し、新潟県内では約1,500戸の停電が発生した。
・石川県内では1月7日時点で14の市と町のあわせて66,000戸余りで断水が続いている。富山県氷見市でも1月7日時点で5,100戸が断水している。
・高速道路は、最大で8路線で通行止めとなった。
・能登島へ繋がる「ツインブリッジのと」が通行止めとなった影響で、2日午前まで同島内で約800人が孤立状態となった。能登空港では、周辺の道路が寸断されたことから2日午後まで約500人が孤立した。
・石川県河北郡内灘町では、液状化により甚大な被害を受け、新潟市内でも液状化現象などの被害があった。
・1月1日16時10分の本震が発生し、11分に日本国政府が官邸対策室、海上保安庁などそれぞれが対策本部を設置した。
・16時11分以降、海上保安庁は活動を開始した。
外部リンク
- 日本で起きた災害
- BCP(事業継続計画)